第2のオフィスを選ぶ苦悩
「今すぐ新たなプロジェクトを開始するため、専門知識を持つスタッフをある程度の人数採用してプロジェクトを開始したいが、その人数をまとめて座らせるスペースが今のオフィスでは確保できないし、そのプロジェクトが終わったら一部のスタッフには別部門で働いてほしい。それを考えると現状のオフィス賃貸契約にメスを入れるのはリスクが大きい。短期でまとまった人数が収まることができるオフィスが必要」
「本社や工場は関東外にあるが、やはり顧客の数は東京に集中している。開発部隊は本社勤務でいいけれども、東京の顧客に対応できる営業を数名、都内に配置したい。でも数名分だけのオフィスに従来のオフィス賃貸契約をベースにした広い面積のオフィスを確保するのは少々考えづらい」
「ビジネス急成長で社員数も増えているので、オフィスがだんだん手狭になってきた。今すぐ大きなオフィスに移るのが理想だが、そんな簡単にいいオフィスが見つからないし、今のオフィス賃貸契約も残っているので今すぐには引っ越せない。ただ、社員はどんどん増えていくので、オフィスを暫定的に増やしたい」
「本社は海外だが、この度日本に新たに進出したい。有能な人を採用して日本支社を立ち上げたいが、会社にとってもチャレンジだし、リスクを減らすために、コストを減らしてフレキシビリティのあるオフィスを用意したい」
上記のようなニーズを抱えながらオフィスを探す際、快適な職場環境を実現するために、いろいろ検討事項も発生します。例えば、本社と比べたときに、あまりにも見劣りする机や快適でない椅子では、暫定オフィスや支社オフィス環境を用意する担当部門の方々も、やや心配になってしまうかもしれません。そこに常駐するスタッフから、クレームをもらいかねないからです。コストや不必要なリスクを最小限に抑えながら、見劣りしないサテライトオフィスを用意したい。これが担当部門の正直な本音ではないでしょうか。