コロナ禍をきっかけに、私たちの生活様式や働き方に大きな変化が起きました。仕事への将来性や労働環境に不安を感じ、これからも需要が増える仕事に着目している人も多いのではないでしょうか?
この記事では、2022 年最新、コロナ終息後も将来性が見込まれている急成長業界 6 つを紹介します。
IT 業界
あらゆる分野での IT 化は、日本企業のビジネスにとってますます必要とされており、近年は経済産業省が DX 推進を打ち出しているように、IT 業界の今後の成長は誰もが疑うことはないでしょう。コロナ禍で加速したフードデリバリーサービス業界や、通販・宅配の増加により忙しい物流業界も、IT 技術を活用して急成長、変革を遂げてきました。
IT 技術はさまざまな業界で必要とされ、将来性が期待されると同時に、常に人材が不足している業界でもあります。自社の情報資産を守るセキュリティ対策(SASE など)や、デジタルマーケティングやデータサイエンティストなど、随時新しい IT 人材が求められています。
IT 人材の確保が難しい中、自社で人材育成するのも容易ではないため、専門的なITサービスが付帯したレンタルオフィスを利用するなど、IT サービスがプラスされている選択肢も企業に提供されています。
フレキシブルオフィス業界
働き方改革推進、さらに、コロナ禍にリモート勤務の導入により、ハイブリッドなワークスタイルが急速に浸透しました。
企業は働く人の安全・健康のために環境を整えると同時に、変化への迅速な対応が求められます。柔軟な働き方の必要性は高まっており、リモートワークに関わる事業は、今後も成長が続くと見込み。
これからの時代は、オフィスか在宅勤務かの選択肢だけではなく、レンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペースなど、フレキシブルなオフィスの利用がますます増加すると考えられます。
実際にコロナ禍でオフィスの立地や規模を見直して、フレキシブルオフィスを拠点にして再編した企業の動きもありました。ザイマック総研の調査によると、東京のフレキシブルオフィスは拠点数・面積ともに年々加速的に増加しており、今後も継続的に増加が見込まれています。
賃料、設備などコストが削減でき、環境が整った最新オフィスを規模や期間を選べるフレキシブルオフィス業界は、コロナ終息後も需要が増えると予測されています。
EC 業界
ステイホーム、巣篭もり需要により大盛況となった EC 業界は、今後も追い風が続き、伸びる業界でしょう。特にコロナ禍において、物販系分野の規模は、生活家電から衣類をはじめとし、食品やインテリアまで大きく拡大しています。
BASE や Shopify などを利用して、誰でも EC サイトを構築しやすくなったこともEC業界の成長の一助となっています。販売側が出店しやすくなっているため、日用品や農産物なども EC での売買が活発になっています。
また、EC 業界の拡大と同時に多忙となっている物流業界は、ドローン配送や自動運転などの導入が進むことで、さらなる生産性向上、将来性が見込まれています。
医療・福祉業界
世界的にヘルスケア業界は将来性が期待されている分野です。AI の活用により医師や病院の業務をサポートしたり、テック企業のヘルスケア事業への取り組みなど話題になっています。製薬会社など医療関連の企業の株価が上昇していることも、伸びる業界と予測されている一つの要因です。
日本の場合は、とくに高齢化による医療・福祉業界の需要が増え続けると言われています。コロナ禍で看護師不足が注目されたことも記憶に新しいですが、介護業界の人手不足も介護需要の増加に伴い深刻な問題となると指摘されています。
さらに、コロナ禍をきっかけに、心に不調を抱える人が急増、メンタルヘルスのケア需要も高まっており、心の健康をサポートするサービスも注目が集まっています。
エンタメ業界
動画配信やオンラインゲーム、アニメや音楽など、サブスクリプションサービスは人気が続いています。テレビ業界の衰退が指摘される中、ネット上のエンタメはこれからも伸びる業界でしょう。
IT を活用したエンタメの将来性が期待されており、SNS のライブ配信、e スポーツ、AR(拡張現実)や VR(仮想現実)とエンタメの融合など、より身近になると考えられます。
さらに、メタバースで仮想空間で遊んだりコミュニケーションを楽しむなど、体験型のエンタメも発展を見せると予測されます。
フリーランス産業
こちらは業界ではありませんが、日本の働き方が大きく変革している流れのひとつ、フリーランス産業はこれから増加していくと考えられています。
政府が推進する働き改革の影響もあり、国もフリーランスを保護する仕組みづくりなど、環境や制度を整えて後押ししています。終身雇用を前提としない働き方が増えていきます。
クラウドソーシングサービスなどの充実により、場所関係なく仕事を獲得しやすくまりました。また、個人で仕事をするだけでなく、共働ワークスタイルのコワーキングスペースなどを利用して、少人数チームで知識や情報共有して素早くイノベーションを生み出すアジャイルワーキングなど柔軟なワークスタイルも増える可能性もあります。
多様な働き方を実現する上で、フリーランス産業はこれからますます拡大すると予測されます。
まとめ
2022 年これからの成長が期待できる業界について紹介しました。
これからの時代を勝ち抜くためには、企業・働く人が変化に対する俊敏性と適応性を発揮することが重要な要素と言えます。
コンパスオフィスでは東京を中心に、個人単位から数百名の大人数にも対応したフレキシブルなオフィスを便利な立地にご用意しております。企業向けソリューションを提供しており、お客様の組織、プロジェクトに合わせて柔軟にご利用いただけます。
ご質問やご相談などお気軽にコンパスオフィスにお問い合わせください。