Published: 令和4年7月13日
Updated: 令和4年7月18日
Category: Hybrid Working , Business Insights , Flexible Workspace

ハイブリッドワークとは?主流となった働き方のメリットや課題を解説

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働き方改革・コロナ禍と、大きな変化の波を受けた日本の社会は、より柔軟な労働環境、新たな職場の形が求められています。ニューノーマル時代はフレキシブルな働き方である「ハイブリッドワーク」「アジャイルワーキング」「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング) 」などが、主流と考えられるようになってきました。さらに、職場のコミュニティ作りを促進する「サードプレイス (第三の場所)」の重要性も高まっています。
 
この記事では、ハイブリッドワークの定義と、企業がハイブリッドワークプレイスを導入する際のメリットと注意点について説明します。


ハイブリッドワークとは

ハイブリットワークとは、出社かリモートかのどちらか二者択一ではなく、両方を組み合わせて、それぞれの良さを活かす働き方です。オフィスで働く+オフィス以外(自宅やサテライトオフィスなど)から働く、という選択肢を、仕事内容や状況により組み合わせるスタイルです。
 
コロナ禍の前は、働き方改革で推進されているものの、なかなか浸透しなかったテレワークが、コロナ禍で一気に浸透し、東京都産業労働局の調査によると「テレワーク実施率」は都内企業(従業員30人以上)のテレワーク実施率は62.7%を超えています(2022年3月)。これは2019年の調査時の25.1%から比べると非常に大きな伸びです。
 
また、テレワークの実施回数は、週3日〜5日が半数以上となっており、テレワークがメインで時々出社というハイブリッドワークのバランスが多くなっていることがみられます。


ハイブリッドワークをする企業側のメリット

・オフィスの使い方や規模を見直せる
・採用時のアピール、優秀な人材を確保できる
・従業員満足度の向上、離職率が抑えられる
 
全員が同時に出社しない前提となると、オフィスの勤務する人数に合わせて規模を変更することができます。それに伴い、賃料や備品、光熱費などもコスト削減できるメリットがあります。また、デスクが減ることで、ラウンジや共同で作業できるスペースを作るなど新たな空間を整えて、従業員の満足度アップや生産性の向上につながることも考えられます。
 
ハイブリッドワークを打ち出している企業は、柔軟に働ける環境、従業員の働き方を重視しているという魅力がアピールできます。既存の従業員満足度の向上に加えて、より優秀な人材を採用できるチャンスにもつながります。


ハイブリッドワークをする従業員側のメリット

・ライフステージに合わせた多様な働き方が選べる
・テレワークのみよりもコミュニケーションが取りやすい
・業務内容に合わせ最適な働く場所を選べて生産性アップ
 
移動時間や外出先での業務など、状況に合わせて働く場所を柔軟に選べるハイブリッドワークは、自主性を発揮しながら、効率的に働くことができるようになります。また、テレワークで感じる孤独感やコミュニケーションの難しさなども、必要に応じて出社するので対面で共同作業することにより解決できます。
 
ハイブリッドワークによって、場所と時間を最適化できることにより、育児や介護などプライベートも大切にできるメリットがあります。


ハイブリッドワークを効果的に導入するための 3 つのポイント

ハイブリッドワークの導入を成功させるには、段階的に導入を拡大する、継続的に微調整していくことが必要になります。できるだけスムーズに導入できるよう次の点を留意しておきましょう。
 
・勤怠報告や出社時のルール、評価基準など共通認識を揃える
・設備・通信環境を整え、セキュリティのガイドラインを定める
・信頼関係、組織文化を育てる仕組み作り
 
新たな変化は誰もが不安に思うものです。トラブルを防ぐためにも、最初にルールや基準で全員に共有するプロセスが重要です。
 
多様な働き方が実現できるメリットがある一方で、孤立してしまったり、対面よりもコミュニケーションが少なくなりがちな課題があります。チャットツールの導入、Webミーティング活用や、チームワークや帰属意識を育てるために実際に集まる機会を設けるなど、バランスを取っていく必要があります。
 
新入社員や指導を望む人などが取り残されないように、定期的なミーティングやメンタリングを決めておくなども考慮しましょう。

 
ハイブリッドワークまとめ

テレワークは一時的なものではなく、『オフィス+テレワーク』のハイブリッドワークとしてニューノーマルの働き方となりました。
 
マイクロソフト社の調査では、オフィスで働く理由のトップは「同僚とのコラボレーション」70%、「社会的な交流」61%が挙げられています。また、出社を望む人の中には「集中して仕事できる」という理由も半数ほどあります。一方、自宅で仕事をする理由は、「通勤時間の削減」61%、「ワークライフバランスの維持」59%です。これら両方の良い面を活用できるのがハイブリッドワークです。
 
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