毎年、年末に近づくと来年のヒット予想ランキングが発表され、人気が出始めている商品やサービス、食べ物などの人々の需要を知ることができます。
ビジネスパーソンの仕事に関わるキーワードや、新たに浸透するであろう生活様式などの注目「2022 年ヒット予測」キーワードをチェックしてみましょう。
2022 年ヒット予想ベスト30
博報堂生活総合研究所が発表した、生活者が選ぶ 2022 年ヒット予想ベスト30 には、コロナ禍の影響を受けて、急速に利用が広がったオンラインサービスや働き方に関わるキーワードが多数ランクインしています。
1 位 フードデリバリーサービス
非接触で利用できるデリバリーサービスは、コロナ禍をきっかけにオンラインで初めて注文した、という人も多かったのではないでしょうか。
コロナ禍の影響だけにとどまらず、共働き世帯の増加により食事作りの時短や、仕事中の昼食もデリバリーで、在宅や職場で食べる「中食」「食の外部化」が増えているのもフードデリバリーヒットに関わっていると考えられます。
多種多様なレストランから自由に選べて、自炊や外食、スーバーでお惣菜を買う以外の選択肢が増えることに注目されていると言えます。
3 位 オンライン授業 / 学習
パソコンやタブレット、スマホを使ってオンライン学習をするのは、子どもたちの学校教育だけにとどまらず、大人も社員教育や資格試験の勉強、マンツーマンの語学レッスンなど様々な授業・学習がオンラインでできるようになりました。
質の高い講義内容を、ライブまたは録画動画で好きな時間に見ることも可能で、住む場所や時間の制約を受けずに利用できるのが魅力です。2022 年もさらに伸びるサービスと言えます。
5 位 オンライン診断
インターネット環境があれば、自宅や職場でも診察が受けられるようになり、病院での長い待ち時間や院内感染など心配することなく行えるようになりました。
薬の処方も受けられ、自宅まで配送も可能となり、画期的な変化と言えます。忙しくてなかなか病院へ行けなかったという人も、仕事の隙間時間に受診できます。
移動や待ち時間がないのは大きなメリットです。利用できる医療機関が限られていたり、まだ利用したことのない人も多いため 2022 年の本格的なヒットが予測されています。
7 位 オフィス革命
政府の進める働き方改革や DX 促進などにより、日本のオフィスの変化が徐々に見られていましたが、コロナ禍にあらゆる企業で「オフィス革命」に迫られたのではないでしょうか。
オフィス革命に関するキーワード、アクティビティ・ベースド・ワーキング (ABW) や 22 位にランクインした「電子印鑑の導入」や、社内データのクラウドサービス利用など、リモートワークでどこからでも効率的に働ける環境が求められています。
コロナ禍に急遽テレワークを導入した企業も、これからは在宅勤務とオフィスで働く生産性の比較を考慮しながら、本格的なニューノーマルの働き方「ハイブリッドワーク」へ移行すると予測されています。テレワークやローテーション勤務、フレキシブルオフィスをサードプレイスとして活用する働き方が進むと考えられています。
同率 7 位 オンラインイベント
今までは会場で行われていたイベントが、エンターテイメントや展示会など様々な業界でオンラインで行われるようになりました。
オンラインミーティングの機会が増え、ビジネスの話し合い以外にも、社内イベントや交流会、ウェビナーや講演会など、これからさらに盛んになると予測されています。
オンラインイベントは、場所や天候などの環境に制限されず、コスト削減や遠方の人も参加できるなど多くのメリットがあります。2022 年は、オンラインとオフラインの両方を活用したハイブリット型も増加すると期待されています。
6 位 副業
テレワークの普及により、仕事の効率化や移動時間が削減、自由な時間が増えるなど、以前よりもビジネスパーソンが副業しやすい環境が整いつつあります。国や厚生労働省の方針転換、企業の副業解禁など、副業に追い風が吹いています。
様々な仕事がオンラインで効率的に行えるようになり、ますます働き方が変化すると期待されています。
17 位 ソロ活
1 人で、時間や場所を自由に楽しむ「ソロ活」は、ウィズコロナ時代のニューノーマルでもっと主流になっていくと見られています。
食事や買い物の他にも、11 位「国内旅行」や 26 位「お手軽キャンプ」、仕事もコワーキングスペースやシェアオフィスを利用して、自由に、個人で行動するという傾向が伺えます。
まとめ
人々が選んだ「2022 年ヒット予想」ベスト 30 から、コロナ禍の暮らしや働き方の経験を経て、個人が自由に選べる裁量があり、場所や時間に縛られないサービスやアクティビティなど、フレキシビリティーが求められていることが見て取れます。
1. フードデリバリーサービス
2. 無人・非接触サービス
3. オンライン授業/学習
4. 携帯電話新料金プラン
5. オンライン診療
6. 副業
7. オンラインイベント
8. 電気自動車(EV)
9. オフィス変革
10. SDGs(エス・ディー・ジーズ)
参照:2022年ヒット予想
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