Published: 令和5年2月7日
Updated: 令和5年2月20日
Category: Business Trends , Serviced Office , Flexible Workspace

【2023 年版】最新オフィストレンド 5 選

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働き方改革の取り組み、テレワークの普及によって、オフィスのトレンドは急速に変化してきました。ハイブリッドワークプレイス、コワーキングスペース、シェアオフィス、レンタルオフィスと選択肢の増えた日本のオフィスの最新トレンド 2023 年版を紹介します。


2023 年のオフィスのトレンドとは

大規模なオフィスを一箇所に持つ従来の形から、コロナ禍を経てハイブリッドワークが主流となり、働く場所を社員が主体的に選べることの重要性が増してきました。
 
ザイマックス総研の調べによると、東京 23 区のフレキシブルオフィス拠点数は、年々増加しており、コロナ前の 2019 年は 502 拠点だった東京 23 区のフレキシブルオフィスは、2022 年では 2.5 倍に増えています(フレキシブルオフィスとは、レンタルオフィス、シェアオフィス、サービスオフィス、サテライトオフィス、コワーキングオフィスなど様々な呼称の総称です)。
 

フレキシブルオフィス拠点数 2020年 2021年 2022年
  724 1,040 1,260


 サテライトオフィスを複数設けることや、柔軟に規模を変えられるシェアオフィスやコワーキングオフィスの活用が、2023年最先端オフィスの顕著なトレンドになっています。
 
それでは、オフィストレンドの5つの傾向をさらに詳しく見ていきましょう。


トレンド 1: オフィスはチームでコミュニケーションを取る場

テレワーク・リモートワークが増えた一方で、従業員同士のコミュニケーションの質が課題とあがるようになりました。
 
完全リモートワークのみでは、コミュニケーションをとる機会が減り、人材育成や関係構築が難しかったり、ひいては業務効率や生産性の低下を引き起こす可能性もあります。
 
働く場所が多様化した今、オフィスはコミュニケーションの場として考えることがトレンドとなっています。


トレンド 2:目的合った場所で仕事する ABW が拡大

オフィスは、コミュニケーションのために集まる空間が必要とされると同時に、仕事を個人で集中したいときに作業できるスペースや個別ブースなど、最適な環境を選べることが重要となっています。
 
フリーアドレスの浸透により、社内の固定席をなくし、空間の有効化、コスト削減を進めてきたオフィスも多いですが、それに加えて、作業内容に応じて適切な場所を選んで働くABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)スタイルが拡大すると予測されています。


トレンド 3:SDGs・ESG に配慮したオフィス

SDGsESG への企業の取り組みは、欠かせない活動の一つです。ブランド力の向上、優秀な人材獲得にもつながるため採用面を強化したい企業にとってはますます重要になると考えられています。
 
SDGs は、持続可能でより良い世界を目指す17の国際目標です。
ESG は、企業が積極的に環境や社会問題などに取り組み、経営の透明性や情報開示を行うこと。
 
環境に優しいサステナブルな素材を取り入れる、ストレス軽減につながるグリーンを取り入れたデザインなどオフィスでできることはいろいろあります。働く人、取引先、顧客、投資家、人材市場など多面的にメリットがあります。


トレンド 4:リアルとオンラインの両方を考慮したオフィス空間

ハイブリッドワークが主流となり、全員分の固定席がなくなり、大規模な会議室が不要となっていく一方で、WEB会議・商談に快適な個室ブースが足りないという声が上がっています。
 
オフィスの中でリラックスして会話ができるソファー席やカフェスペース、そして集中したいときに使える作業部屋、オンラインミーティングに利用できる個室ブースなどが求められています。


トレンド 5:柔軟に調整できる可変性があるオフィスデザイン

状況が随時変化する中で、複雑で困難な課題にスピーディーに対応、かつ柔軟に見直しと改善を行っていくアジャイルワーキングが働き方のトレンドの一つにあります。
 
アジャイル型の仕事スタイルに最適なオフィスは、目的に合わせて柔軟にレイアウト変更でき、出社人数の増減にも対応できることが求められます。
 
働く人それぞれの状況や仕事内容に合ったスペースが作れるフレキシブルなオフィスへのさらなる需要の高まりが予想されています。


オフィストレンドまとめ

  • コミュニケーションの場としてのオフィス
  • ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)の拡大
  • SDGs・ESG への配慮
  • リアルとオンラインの両方を考慮
  • アジャイルワーキングに適したデザイン

 
2023年 は、ハイブリッドワークを前提として、最適な環境を働く人が主体的に選択できるオフィスが拡大するでしょう。効率やコスト削減だけでなく SDGs・ESG への考慮も含まれる、進化したオフィスがトレントとなっています。
 
コンパスオフィスでは、刻々と変化する環境に柔軟に対応する企業やチーム、ビジネスパーソンを環境からサポートいています。アクセスの良いフレキシブルなオフィスを短期間からご利用いただけ、お客様の組織、プロジェクトに合わせて柔軟にカスタマイズいただけるワークスペース企業向けソリューションを提供しております。
 
気になることやご相談は、お気軽にコンパスオフィスにお問い合わせください。

 

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