Published: 令和4年1月11日
Updated: 令和4年5月27日
Category: Flexible Workspace

2022 年【これからの時代の働き方】多様で柔軟な 5 つの重要トレンド

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日本の企業は、働き方改革や DX 推進などに加えて、2020 年以降、新型コロナウイルス大流行の影響を受け、働き方が急激に変化しました。

これからの時代の働き方は、ハイブリッドワークの導入、フレキシブルオフィスやシェアオフィスの利用拡大など、多様で柔軟な働き方が求められています。

この記事では、2022 年の日本の働き方、ワークプレイスの 5 つのトレンドをご紹介します。

 

日本の働き方 2022 年はこうなる

①ワークプレイスのさらなる多様化

これからの時代には、出社 or 在宅勤務の選択肢だけでなく、IT インフラが整ったシェアオフィスや、レンタルオフィスを活用したサテライトオフィスなど、サードプレイスの重要性が高まります。

日本の従来の働き方、混雑した交通機関で長時間通勤、1 箇所の職場へ全員が同時に集まるというスタイルは、感染症対策だけでなくワークライフバランスの観点からも効果的とは言えません。しかし在宅勤務は、自宅に充分な環境が整っていない、孤立感を感じる従業員もいます。

自宅から近い場所で集中して取り組める場所は、働く人の創造性を刺激し、生産性向上につながります。そして共同体意識を感じられるサードプレイスは、孤立感を解消し、職場にポジティブな雰囲気が醸成します。

 

② 選べる働き方「ABW」がよりいっそう広がる

時間と場所を自由に選べる、柔軟な働き方として知られる ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)は、作業内容に応じて適切な場所を選んで働くスタイルです。

ABW は、固定された場所に縛られず、タスクに応じて最適な環境で仕事をすることにより、業務効率が向上すると考えます。社内外問わず、従業員が自ら考えながら働く環境を選ぶため、自主性が育ち、従業員の満足度もアップします。

先行きが見えず、刻々と変化する状況に対応するため、以前に増してスピード感が求められるこれからの時代に ABW は必要な働き方と言えます。

 

③ アジャイルワーキングを導入する組織が増加

小規模チームを編成して、柔軟かつ迅速に、効率的に作業を進めるアジャイルワーキング(機敏な、身軽な働き方)は、フレキシブルな働き方を実現する上で一つの主流になると考えられています。

順応性が高く、融通の効く環境で、短期間に業務をスピーディーに進めるアジャイルワーキングには次のようなメリットがあります。

・自己裁量で効率的に動ける
・フィードバックにすぐ対応でき、顧客満足度アップ
・コミュニケーションを重視する少人数のチームで密な関係を築ける
・仕事の優先順位を判断しながら目標に向かい、自立性が育つ

小さく分割して、こまめに状況の変化に素早く対応する、アジャイルなワークスタイルを導入する企業は増えると考えられます。

 

④ 働き方改革として SDGs に取り組む企業が増える

2022 年は、企業が働き方改革を実現する際に、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業が増えていくでしょう。

これからの時代、長期的な視点の経営に SDGs を取り入れることは不可欠です。SDGs の具体的な目標には、健康・福祉、ジェンダー平等、働きがい、イノベーションと経済成長など、企業に関わる項目がたくさんあります。

SDGs に取り組むことは、企業の社会的責任(CSR)を果たし、より良い企業として評価されるという認識が広がっています。

積極的に SDGs に取り組む企業は、ブランドイメージの向上につながり、より良い人材の採用や投資家へのアピールに効果的なだけでなく、従業員、顧客、株主などステークホルダーとの良好な関係作りに役立ちます。

日本企業の SDGs 取り組み事例など、詳しくは「SDGとは?」の記事で解説しています。

 

⑤ コミュニケーションの活性化、ツールやアプリの開発・導入

テレワークの導入により、従来とは異なるコミュニケーション不足の課題(表情や様子が見えない、相談しづらい、雑談ができない、孤独・不安を感じる、など)に直面している企業が多くあると言われます。

コミュニケーションは、社員同士の連携、アイデアや情報共有など、業務の効率化ひいては円滑な運営に大きく関わります。これからの時代、異なる空間で働くメンバーたちをつなげるために、コミュニケーションの重要性を再認識して、そのためのツールやアプリの効果的な活用が求められています。

組織内のコミュニケーション不足解消のために、離れていてもツールを役立てて、できることはさまざまあります。

・業務の状況を可視化、共有して、チームで把握する
・朝礼や ​​1on1 ミーティングをオンラインでおこなう
・ビジネスチャットで状況報告だけでなく、挨拶や雑談などの会話をテキストメッセージで活発におこなう
・ランチ会や懇親会などのイベントをオンラインで開催する

コミュニケーションの活性化は、共同体意識やポジティブな雰囲気の促進、従業員のモチベーション向上、気軽に相談できる心理的安全性(気持ちや考えを安心して発言できる状態)の担保など、たくさんのメリットをもたらします。

それぞれが効率的に働ける場所から、生産性を上げるためにリモートにおけるコミュニケーションの活性化は、これからの時代に欠かせません。

 

まとめ

コロナ禍以前から、働き方改革に関するさまざまな議論がなされてきた日本の働き方は、近年大きく変化を遂げました。

2022 年日本の働き方
① ワークプレイスのさらなる多様化
② 選べる働き方「ABW」がよりいっそう広がる
③ アジャイルワーキングを導入する組織が増加
④ 働き方改革として SDGs に取り組む企業が増える
⑤ コミュニケーションの活性化、ツールやアプリの開発・導入

企業が生産性の向上、コスト効率の高さを実現する上で、柔軟性、適応性、敏捷性は肝となる要素です。

これからの時代は、健康リスクの軽減、より質の良いワークライフバランスのために企業が注力することが求められます。

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